海外FXのスプレッドとpipsについて知ろう

基礎知識

スプレッドとは「通貨を売るときの値段」と「通貨を買うときの値段」の差のことを言います。
スプレッドは言い換えると取引コスト(≒手数料)になります。
取引に使用するFX業者や通貨ペアによってスプレッドの幅は異なります。

スプレッドの単位は銭とpips

スプレッド単位は[銭]か[pips]のどちらかで表記します。
通貨ペアに円が含まれる場合は[銭]、通貨ペアが日本円以外の場合は[pips]と表記されます。
海外FX業者の場合クロス円ペアも含め[pips]での表記が一般的です。

pipsと銭の相対図

pips
0.1pips0.1銭
1pips1銭
10pips10銭
100pips1円
1000pips10円

実際の取引量(lot)で換算すると…

実際に取引をする際の取引量は、最小取引量が1,000通貨、10,000通貨になります。
つまり、先ほどの相対図をもとにスプレッド(手数料)を日本円に換算すると、下記のようになります。
1,000通貨、10,000通貨で分けています。

pips1,000通貨取引
0.1pips1円
1pips10円
10pips100円
100pips1,000円
pips10,000通貨取引
0.1pips10円
1pips100円
10pips1,000円
100pips10,000円

また、FX取引をするうえで避けられない単位であり取引量を意味するlotについて、1lotあたり100,000通貨(10万通貨)を基本設定としているFX業者が多いため、100,000通貨(10万通貨)の例も記載します。

pips100,000通貨取引
0.1pips100円
1pips1,000円
10pips10,000円
100pips100,000円

スプレッドには原則固定と変動制がある

FX業者が提供・開示しているスプレッドには「原則固定」と「変動制」があります。
①原則固定…スプレッドが原則的に固定されている。しかし、経済指標の発表前後や為替レートが大きく動く際に変動する。
②変動制…常にスプレッドが変動する可能性がある。取引量が少なくなる早朝などの時間帯に変動しやすい。

また、スプレッドは取引のタイミングによって大きく変動することがあります。
有事の際や、重要な経済指標の発表(雇用統計など)影響力ある要人の発言時にはスプレッドが広がりやすくなります。
そして大体と言っていいほど、日本時間の5:00~8:00は取引量が少なく、スプレッドが広がりやすくなります。

スプレッドの幅はFX業者や、同じFX業者内でも口座の種類によって異なります。
FX業者を選ぶ際の基準の一つとして、なるべくスプレッドの狭いFX業者を選ぶことは利益率を高めるうえで重要なファクターとなっています。

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