FXに関する用語はこちらをご覧ください。
あ行
ASK(あすく)
「買う」ときのレートです。
相対取引(あいたいとりひき)
外国為替市場では、株式市場のように「特定の場所」での取引は行なわれません。いわゆる取引所を介さずに、金融機関など当事者同士が、売り手と買い手となり、相対(一対一)で交渉し、値段、数量、決済方法などの売買内容を決定する取引方法のことを、相対取引といいます。
アナリスト
個別の株価や相場全体の動きを分析し、運用者に対して情報を提供する人のこと。チャート分析などテクニカル要因を活用する人(テクニカルアナリスト)と、経済統計や経営実態などファンダメンタル要因を元に分析する人(ファンダメンタルアナリスト)がいます。
アービトラージ
価格差を利用した「さや取り」を「アービトラージ(裁定取引)」と呼びます。例えば、「現物市場で取引されている為替レート」と、「先物市場で取引されている為替レート」の、ギャップ(Gap)を利用して利益を出す手法です。
ECB(いーしーびー)
ユーロ圏の金融政策を担う中央銀行。
IFD注文(いふだんちゅうもん)
新規の注文を出すとともに、その注文が約定した場合に有効となる決済注文を同時に出す注文です。なお、決済注文は、指値注文、逆指値注文、トレール注文、あるいはOCO注文から選ぶことができます。2つの注文の取引数量は同額となります。
インカムゲイン
利子・配当による収益のことを指します。これに対して、投下資本そのものの価格変動による利益(為替差益など)のことをキャピタルゲインといいます。
インターバンク市場
銀行間外国為替市場のことです。この市場の取引参加者は金融機関、大手証券会社などです。 参加者は、直接または間接(仲介:ブローキング)に通貨を取引します。
ウォールストリート
ニューヨーク・シティにある金融街のことです。NY証券取引所があり、大手の証券会社や銀行が集中しています。
受渡日(うけわたしび)
決済日のことを指し、通常、取引日の2営業日後に資金決済が行われます。
FRB(えふあーるびー)
米連邦準備制度理事会のこと。日本の中央銀行にあたる金融政策を決定する機関。
FOMC(えふおーえむしー)
米国の中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)の理事等で構成される、米国の金融政策を決定する最高意思決定機関。
円高(えんだか)
外貨に対して円の価値が上がることをいいます。たとえば、前日「1ドル=100円」が今日は「1ドル=90円」になっていた場合は10円の円高(ドル安)となります。
円安(えんやす)
外貨に対して円の価値が下がることをいいます。たとえば、前日「1ドル=100円」が今日は「1ドル=105円」になっていた場合は5円の円安(ドル高)となります。
OCO注文(オーシーオーちゅうもん)
指値注文と逆指値注文の2つを同時に出すことができる注文です。一方が約定したときは、約定していない注文が自動的に取消されます。2つの注文の取引数量は同額となります。
押し目(おしめ)
上昇傾向にある相場が一時的に下がることをいいます。そのタイミングを狙って買うことを「押し目買い」。(⇔戻り売り)
オフショア
オフショアとは陸地から離れた沖合いという意味で、オフショア取引とは、非居住者から調達した資金を非居住者に貸し付けるなど、原則として運用・調達とも非居住者と行なう取引のことをいいます。そのように、自国の国内市場とは区分して、外国との取引のみを行なう市場を、オフショア市場といいます。
OPEC(オペック)
石油輸出国機構。
終値(おわりね)
取引時間や取引期間において、取引が終了したときの値。
か行
外国為替市場(がいこくかわせしじょう)
市場というと、株式の市場である東京証券取引所のような特定の場所や建物をイメージするかもしれませんが、為替市場にはそういった場所は存在しません。電話やインターネット等での個人の取引を含んだ概念的な市場全般のことをさしています。 たとえば、個人投資家がFX会社と取引を行なう場合も「外国為替市場」と呼ぶことができます。
買戻し(かいもどし)
売建玉を手仕舞う(売建玉を減じる)ために行う買付取引をいいます。
介入(かいにゅう)
平衡操作とも呼ばれ、外国為替市場で経済実態を反映しない相場の急変動に対して中央銀行が相場を安定させるために行う為替売買。例えば日銀が相場を安定させるため円を買うことを「円買い介入」、逆に円を売ることを「円売り介入」といいます。また、1国だけで行う単独介入と複数国で行う協調介入、他の中央銀行に頼んで介入をしてもらう委託介入があります。
カバー取引(カバーとりひき)
金融商品取引業者がお客さまを相手方として行う外国為替証拠金取引の価格変動によるリスクの減少を目的として、当該外国為替証拠金取引と取引対象通貨、売買の別等が同じ市場デリバティブ取引または他の金融商品取引業者その他の者を相手方として行う為替取引または外国為替証拠金取引のことをいいます。
外債(がいさい)
外貨建て債券(外国債券)を指します。
為替差益(かわせさえき)
為替相場の変動によって生じた利益のこと。また為替相場の変動によって生じた損失を為替差損と呼びます。
為替手数料(かわせてすうりょう)
銀行で外貨預金を行なったりするときには為替手数料がかかりますが、通常は為替レートの中にあらかじめ手数料が含まれています。たとえば米ドルで外貨預金をする場合、預け入れ時に1円、払い戻し時に1円、合計2円の為替手数料を負担することになります。
為替変動リスク(かわせへんどうリスク)
為替相場の変動によって為替差損が生じるリスクのことをいいます。
カントリーリスク
海外に投資したり融資したりする場合に、その対象国の信用度がどの程度あるのかを表すもの。国民一人当たりの国民所得や外貨準備、国際収支、政治の安定度などを判断基準として、その国の債務返済能力の程度を判断します。
基軸通貨(きじくつうか)
基軸通貨として主に以下の3つの要件が挙げられます。1.国際間の貿易・資本取引に広く使用される決済通貨であること、2.各国通貨の価値基準となる基準通貨であること、3.通貨当局が対外準備資産として保有する準備通貨であること。現在は米ドルが基軸通貨とされています。
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
売買する取引レートを指定する方式です。 指値注文と異なり、買いの場合には現在の実勢レート(アスクレート)より高いレートを、また、売りの場合には逆に実勢レート(ビッドレート)より低いレートをお客さまに指定していただきます。
逆ざや(ぎゃくざや)
投資対象の価格変動により、購入価格よりも売却価格もしくは現在の価格の方が安くなっている状態のこと。
金融緩和(きんゆうかんわ)
中央銀行(日本銀行)が、金利を引下げて通貨の供給量を増やし景気を刺激すること。不況のときに行う金融政策の1つとされています。
金融政策(きんゆうせいさく)
政策金利を上げたり(利上げ)、下げたり(利下げ)をして調整し、それによって経済の安定的な成長を目指すこと。金融政策は各国の中央銀行がそれを行う権限を有しております。
キャピタル・ゲイン
債券や株式、通貨、不動産など、資産価格の上昇により生じた利益のこと。
キャピタル・ロス
有価証券などの資産価格の値下がりによる損失のこと。
キャンドル
カナダ・ドルのことをいいます。
クウォート
為替レートを提示することをいいます。その際には、この値段で買いますという「買値」とこの値段で売りますという「売値」の両方を同時に相手方に提示します(ツーウェイ・クォート)。
クロス取引(クロスとりひき)
米ドルを介さない為替取引のことです。ユーロクロスと言えば、ユーロを中心にした取引 (「ユーロ・円」や「ユーロ・ポンド」など)を意味し、円クロスといえば円を絡めた取引(「ユーロ・円」や「ポンド・円」、「スイスフラン・円」など)を意味します。
経済成長率(けいざいせいちょうりつ)
景況がどれだけ上向いたかの割合。多くの場合、GDPの成長率が経済成長率のバロメーターとして扱われております。
気配値(けはいね)
外国為替相場で取引されているおおよそのレートのこと。
5・10日要因
石油会社が石油を輸入した場合、その取引先に対し、契約時に取り決めた決済日にドルを支払うことになります。一般には5・10日の区切りがつく日が決済日になることが多く、そのため、5・10日には決済用のドルが不足することがあります。こうした場合、「5・10日要因により、ドル買い需要が多い」などといわれたりします。
雇用統計(こようとうけい)
国の雇用状況を調査した統計で、重要な経済指標の一つです。なかでもアメリカの雇用統計は注目されています。
さ行
裁定取引(さいていとりひき)
「アービトラージ」「さや取り」ともいい、割安のものを買い、割高のものを売ることにより、全体の上下動の影響を極力排除しながら収益を挙げる手法をいいます。
差金決済(さきんけっさい)
取引の決済にあたり、原商品の受渡しをせず、算出された損失または利益に応じた差金を授受することによる決済方法をいいます。
指値注文(さしねちゅうもん)
売買する取引レートを指定する方式です。買いの場合には現在の実勢レート(アスクーレート:買値)より低い取引レートを、売りの場合には実勢レート(ビッドレート:売値)より高い取引レートをお客さまに指定していただきます。
サポートライン
下値指示線。過去に為替レートが何度か止まった価格帯のことをいいます。(⇔レジスタンスライン)
サマータイム
米国が夏の期間の日照時間を有効利用するため、標準時(冬時間)よりも1時間進める制度をいいます。
ニューヨーククローズが通常の日本時間午前7時より1時間繰上がり、午前6時となります。
証拠金(しょうこきん)
取引の契約義務の履行を確保するために差し入れる保証金をいいます。証拠金には、取引成立の際に差し入れる注文必要証拠金と建玉について割り込むことができない建玉必要証拠金の区分があります。
主要通貨(しゅようつうか)
世界中の外国為替市場で、多くの市場参加者が、頻繁に売買している通貨のことをいいます。現在であれば、米ドル、日本円、ユーロ、ポンド、スイスフランのことを指し、メジャーカレンシーともいいます。
順張り・逆張り
相場の方向性に沿って取引することを順張り、相場の方向性に逆らって取引することを逆張りといいます。たとえば、ドル/円相場で、ドル高の傾向にある場合に、「この先もドル高が続くだろう」という予測のもとにドルを買うのが順張りで、逆に「そろそろドル高も反転するだろう」という予測のもとにドルを売るのが逆張りです。
ショート
通貨を売ること、売り建玉(ポジション)を持つこと。
ストップリミット注文
あらかじめストップ価格とリミット価格の2種類の価格を設定する注文です。ストップ価格が条件となり、その条件に実勢レートが到達するとリミット注文が有効になります。ストップ価格に実勢レートが到達していない場合は、リミット注文は有効化しません。
ストリーミング
「買い気配」値(アスクレート:ASK)および「売り気配」値(ビットレート:BID)を同時に表示し、「買い気配」値または「売り気配」値をクリックすることで取引を約定させる注文方法です。
スプレッド
売値と買値の差のこと。
スリッページ
指定したレートと、実際に取引が成立したレートとの差のこと。相場の急変時などに発生することがあります。
スワップポイント
取引を行っている2国間の通貨の金利差を調整するために、その差に基づいて算出される額をいいます。
政策金利(せいさくきんり)
中央銀行が決定権をもつ金利のこと。
ゼロサム
一方が利益を得たならば、もう一方は同じだけの損をし、全体としてはプラスマイナスゼロになることをいいます。
損切り(そんぎり)
大きな損失になる前に、損を覚悟で決済し取引を終わらせること。
た行
高値(たかね)
特定の期間の中で取引された最も高いレートのこと。(⇔安値)
建玉(たてぎょく)
新規で注文して、成立したお取引のことをいいます。
建値(たてね)
建玉(ポジション)を建てたときの価格(新規約定時の為替レート×取引数量)。
チャート
相場の値動きをグラフで表したもの。時間の取り方により、月足、週足、日足、時間足、分足などがあります。
詳しいチャートの見方はこちらからご確認ください
チャートの見方
中央銀行(ちゅうおうぎんこう)
国の金融組織の中心的役割を担う銀行のこと。日本では日本銀行、アメリカでは米国連邦準備制度理事会(FRB)。
長期金利(ちょうききんり)
対象期間が1年以上の金利。
チョッピー
参加者が少なく、薄商いの中、値動きが荒れる状態のこと。
通貨オプション(つうかオプション)
通貨を売買する権利。通貨を買う権利のことをコール、売る権利のことをプットと呼びます。
通貨ペア(つうかペア)
取引をする通貨同士のペアのこと。
通貨先物取引(つうかさきものとりひき)
取引所において行われる、通貨の先物取引のこと。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物が有名。
手仕舞い(てじまい)
ポジション(建玉)を仕切ること、終了させることを指します。
テイク・プロフィット
利食いにより利益を確定させる取引。TPなどと略されることもあります。
デイトレード
同日内の売買でポジションをクローズすることです。「日計り売買」「イントラデイ・トレード」などと呼ぶこともあります。
テクニカル分析
通貨の値動きの推移をグラフ化したチャートを読み、分析することをいいます。
デリバティブ取引(デリバティブとりひき)
その価格が取引対象の価値(数値)に基づき派生的に定まる商品の取引をいいます。
トレール注文
発注した逆指値注文を発注後の相場変動によって、その価格を自動的に変動させていく注文方法。
店頭デリバティブ取引(てんとうデリバティブとりひき)
金融商品取引所が開設する取引所金融商品市場及び外国金融商品市場によらずに行われるデリバティブ取引をいいます。
店頭外国為替証拠金取引(てんとうがいこくかわせしょうこきんとりひき)
通貨を売買する外国為替取引と取引金額よりも少額の証拠金を預託して大きな取引を行う証拠金取引を合成した取引をいい、店頭デリバティブ取引の一つです。
転売(てんばい)
買建玉を手仕舞う(買建玉を減じる)ために行う売付取引をいいます。
投機(とうき)
レートの変動による利益を得ることを目的に売買を行うことです。
ドルロング
ドルの買い持ち状態のことをドルロング、ドルの売り持ち状態のことをドルショートといいます。ロングは買い、ショートは売りを意味するため、このような使い方をします。
トレンド
値動きの傾向のことをいいます。ドル/円の取引の場合、ドル高円安に向かう値動きの場合を、ドル高(円安)トレンド、ドル安円高に向かう値動きであれば、ドル安(円高)トレンドといいます。相場においては、トレンドに乗ることがいちばん大切だとされています。
な行
仲値(なかね)
金融機関の窓口などで、顧客に提示する為替レートのことをいいます。その日一日に適用される基準のレートとなります。
成行注文(なりゆきちゅうもん)
取引レートを指定せずに、市場の実勢レートで売買を行う注文です。最新の取引レートにて常に約定します。
難平(なんぴん)
損失を平準化するための売買手法の一つ。
ニューヨーククローズ
通常の一日の区切りは夜の0時ですが、FXの場合、ニューヨーク市場が終わる日本時間午前7時00分〈サマータイム時は朝6時00分〉になります。一日の区切りとなるこの時間を「NYクローズ」(NYC)と呼びます。NYクローズを基準にFXの取引日が決まります。
値洗い(ねあらい)
建玉について、毎日の市場価格の変化に伴い、評価替えする手続きを値洗いといいます。
は行
始値(はじめね)
取引時間や取引期間において、取引が開始したときの値。
BID(びっど)
「売る」ときのレートです。
評価損益(ひょうかそんえき)
ある時点での保有している建玉(ポジション)を評価して、計算上でどのくらい損益が出ているかを表わしたものです。
ヘッジ取引(ヘッジとりひき)
現在保有しているかあるいは将来保有する予定の資産・負債の価格変動によるリスクを減少させるために、当該資産・負債とリスクが反対方向の建玉(ポジション)を取引所金融商品市場や店頭市場で設定する取引をいいます。
ポジション
建玉(たてぎょく)ともいう。取引を開始し、まだ決済が行われていない状態のこと。売りから取引を開始した場合、「売りポジション(の建玉)を持つ」といい、買いから取引を開始した場合、「買いポジション(の建玉)を持つ」といいます。
ま行
や行
約定(やくじょう)
注文した取引(売買)が成立すること。
約定日(やくじょうび)
注文した取引(売買)が成立した日のこと。
安値(やすね)
特定の期間の中で取引された最も安いレートのこと。(⇔高値)
有事のドル買い(ゆうじのどるがい)
世界を巻き込むような大きな事件や事故などが起きた時に、基軸通貨であるドルが安全だと考え買いに動くこと。
四本値(よんほんね)
始値、高値、安値、終値の4つの値段の総称です。
ら行
利食い(りぐい)
建玉(ポジション)を反対売買して、利益を確定させることです。(⇔損切り)
両建て(りょうだて)
同一の商品の売建玉と買建玉を同時に持つことをいいます。
レジスタンスライン
これ以上相場が上昇しないという認識をもちやすい価格帯のことをいいます。
レバレッジ
てこの原理のことを指します。少ない資金で大きな取引を行うことにより、投資した資金に対する損益の比率が大きくなります。
レンジ相場
ある一定の範囲内で、上下動を繰り返す相場のこと。
連邦公開市場委員会(れんぽうこうかいしじょういいんかい)
FOMC。アメリカの金融政策を決定するため、年8回開催されます。
ロールオーバー
保有している建玉(ポジション)を翌日まで持ち越すこと。
ロスカット
損失を確定させること。
ロング
通貨を買うこと、買い建玉(ポジション)を持つこと。